私たちは、明治元年に「豊後屋薬店」として創業以来、薬草や漢方薬を使用した治療をご提供しています。古くからの漢方薬の歴史や統計疫学を参考に、現代人の生活習慣に合わせた処方を心がけ、日々研鑽し実績を積んできました。私たちは、自然治癒力を大切にし、薬だけではなくその方の衣食住の状況などに応じた養生や体力補強などの予防方法の指導も行っています。
西洋医学の対症療法とは違い、その方の普段の体質と違う症状、今困っている症状などからバランスをくずした原因を深く探り、同じ症状でも年齢や体格、性格、生活習慣に合わせた漢方薬・生薬をご紹介させていただきます。ご本人もしくは、その方の体質・症状が良くわかるご家族さま等にご来店いただきますと、より詳しい症状がわかります。また、衣食住の状況なども詳しく伺うことで、漢方薬の飲み方や、その方にあった養生法や体力補強のご指導ができます。実際には、「四診(ししん)」により、一人一人の身体や心の状態を表す「証」を明らかにし、使用する漢方処方を決定していきます。
相談料:30分につき 1100円(税込)
※但し、漢方薬購入時は相談料が無料となります。
漢方薬とは、中国の伝統医学が日本に伝わり、日本の風土や体質に合わせて発展してきたものです。自然界において薬効を備えた草や木、動物や鉱物などの「生薬」を組み合わせたものです。その働きは、体が元々備えているはたらきを高めるように作用し、体自身の力で正常な状態をつくりだそうとするものです。
体調不良の原因のほとんどは、日々の不摂生や精神的ストレスにあり、健康状態にそのまま反映してきます。年齢や体格、性格、生活習慣は、誰一人として同一ではないため、十人十色の養生法があります。東洋医学では、太陽や月の動き、四季、自然の流れに合わせて生活する事が心豊かで健康な人生につながると考えています。漢方相談では各四季をさらに細かく六つに分けた「二十四節気」を用い、それぞれの時季に何を心がけ、体調管理をし、どんな食事を摂ったらよいかをご指導いたします。
四診とは、「望診(ぼうしん)」、「聞診(ぶんしん)」、「問診(もんしん)」、「切診(せっしん)」を総称したものです。「望診」とは視診のことで、患者さま全体を観察し、肉付き、骨格、顔色、皮膚の艶、舌の状態などを診ます。「聞診」では、聴覚、嗅覚により音声、咳嗽音、呼吸音、口臭、体臭、尿・便臭などを診ます。「問診」では、患者さまやご家族などから病歴、主訴、家族歴などを聴取します。「切診」では、直接患者さまの身体に手を触れて診察します。
江戸時代には既に各村に漢方医が存在し、薬屋もできていました。漢方薬を担いで村々を回る薬の行商人が全国を旅しており、富山や九州では佐賀の薬売りが有名でした。ブンゴヤ薬局では、明治元年に初代武次郎が家督を継いだという記録が残り、その時点を創業としています。武次郎は、現在の大分市中央町のアーケード沿いに「豊後屋薬店」を開業。その後、店名を「豊後屋薬局」「株式会社ブンゴヤ薬局」と改称しながらも、漢方中心の相談薬局として、地域のみなさまの健康の維持・増進をお手伝いすることでその伝統を守ってきました。
約200種の漢方薬から、お客様のお悩みや体質に合わせたものをお選びします。ライフスタイルや体質なども含めその人にぴったりの漢方薬を選定し、服用方法も丁寧にお伝えします。
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